2016年6月30日木曜日

第13話 「楽しいところに集まる」(花まる:前原)

先日、官民一体型学校の一つでもある、朝日小学校にて、今年度2回目の青空協室が行われました。当日の天気は、あいにくの雨のため、室内での実施でしたが、子どもたちは雨に負けず、元気に頑張っていました!
この学校の特色として、多くの地域の方々(保護者、企業の方々、地域のおじいちゃん、おばあちゃん)が青空協室に参加してくれます。班数が32班もあるのですが、どの班にも最低1人は地域の方が入り、子どもたちと一緒に活動をします。

「青空協室に参加をしてみませんか?」と地域の方に話をすると、「子どもたちと一緒にやるんですよね?私なんかで大丈夫ですか?」「いや~、私じゃ厳しいと思います…」という反応が返ってくることが多々あります。
「何か特別に教えないといけないのではないか?」「何か子どもたちをまとめるようなことをやらないといけないのではないか?」ということを考えてしまい、尻込みしてしまっているようです。「学校=大人が何かを教えるところ」、そういうイメージがあるのかもしれません。

しかし、実際に参加をした方と話をしてみると、「私たちも楽しかったです!」「以前から比べると、子どもたちが良い方向に変わりましたよね!」 と、プラスの声ばかり。もちろん、改善を求める声もあるのですが、それはもっと楽しく、意味のある活動にしようとの思いからだと、プラスに捉えています。そう言った声は、要は、地域の方々が、当事者の立場で、学校を良くしていこうと考えているからこその声。本当にありがたいことです。

青空協室の後、参加をしてくださったお母さんたちと,毎回立ち話をしています。お母さんたちと話せるこの時間は、お家での子どもたちの様子だけでなく、色々なアイデアにつながる話を聞けるので、本当に貴重な時間だと思っています。

話の半分は青空協室に関係のないことで盛り上がり、温まったと思ったところで、 「今日の活動はどうでした?」と聞いています。
そうすると、
「前よりも子どもたちにまとまりがあった!」
「プログラム柄、前回に比べると、まとまって活動しやすかった!」
「子どもたちも、たくさん相談をしていて、話し合いが活発になっていた!」
「私も子どもたちにたくさんアドバイスをしちゃいました!」
など、好意的な意見が多数出てきます。

中には、「青空協室に参加してくれる人たちのシャツを作りたい!なんで、前原先生だけ、【KONG】って書いてある赤のシャツ着ているですか!ずるい!」「花まるタイムを含めて、来たらスタンプをもらって、スタンプがたまったら、シャツをもらえる!ってどうですか?」などの意見も。冗談なようだが、実はこういう「こんなことやってみたら、面白そうですよね!」という意見が、今後の発展のためにも貴重だと思っています。

以前、とある保護者の方が言っていたこと。

 「もちろん、保護者は忙しいんだけど、それはどの保護者も一緒。だって仕事をしているんだもん。 忙しい、だから行けないんです…は、誰にでもできる言い訳で、誰でも流れやすくなる。 そんな中でも、保護者は、もっと学校での活動を知らないといけないし、サポーターにならないといけない。では、どうやって保護者を集めるか。もちろん、強制でもいいんだけど、大事なのは、『学校の集まりが楽しそうだなぁ』と思ってもらえるようにすること。参加している一部が、『学校の集まりに参加すると楽しいよ!』ということを広める。やっぱ、人間は楽しそうなところに寄るから、まずは、参加できる人間が、楽しめる仕掛けをたくさん作らないとね。」

「忙しいんだけどなぁ。仕方ないなぁ」という気持ちでは、どうしてもこなして終わり、そこからは何の発展もないと思います。
「子どもたちのための活動で、大人が楽しむなんてもってのほか!」と思われる方も、中にいるかもしれません。もちろん「子どものために・・・」という大前提があるのは百も承知。ただ、それは視点を変えると、「子どものために、大人が楽しんでいる姿を見せる」という考え方もできるのではないでしょうか?「親の背を見て、子は育つ」ということわざが昔からあるくらいです。
また、「楽しいからやっている」という気持ちには、前向きさがあり、もっと楽しく…という気持ちが芽生えてきます。楽しんでやっている様子を広めていくと、「なんか楽しそうなことをやっているんだなぁ」と思う人が少しずつ増え、それが口コミで広がり・・・、色々な保護者が学校に関われるようになってくると思います。
 
地域の方々も、子どもと同じ目線で青空協室を楽しんでいます!

保護者との会話の中で出てきたアイデア。もちろんすべてを完璧に実行することは難しいのですが、それでも、いろいろアイデアが出るのは、「楽しみたい!」と思っているからこそ。 今参加している方々のアイデアを大切にして、今いる方が「やっぱ楽しいよね!」と思い、発信すること。 これが、「保護者が学校を盛り上げていこうとする動き」が継続する方向へとつながっていくコツだと思います。
今楽しんで、子どもたちのために活動をしてくれている方々の気持ちをくみ取り、実現させ続けていくこと、それが私たち花まるスタッフの役目の1つでもあります。

2016年6月27日月曜日

第12話 今年度初の公開授業を実施@東川登小 (花まる:西郡)

618日(土)、東川登小学校で公開授業が行われました。
官民一体型の教育をより多くの方に見てもらうことが大きな目的の公開授業です。「花まるタイム」から始まり「青空協室」「なぞペー授業」「ICTを利活用した授業」と午前中をフルに使い、盛りだくさんの内容になりました。
昨年度から始まった、官民一体型学校「武雄花まる学園」って一体どんな学校なのか?どんなことをやっているのか?説明は聞いたが、実際はどうなのか?伝統的な学校教育を変えていこうとするこの動きに対しては、不安の声、懐疑的な意見もあります。
それらの声に対して伝えていることは2つです。1つ目は「まずは、見てください」ということ。そしてもう1つは、「『学校教育をさらにいいものにしましょう』、という思いの上に官民一体型学校はあります」ということ。
つまり、この公開授業は、官民一体型学校の今を知ってもらう、今後広めていく意味でも、非常に重要な場となっております。


---------------------------------------------------------------------------------

「花まるタイム」
4回、15分間のモジュール学習。毎回地域から多くの方々がサポートに来ていますが、公開授業当日も、土曜日であるにも関わらず、多くの方が、子どもたちのサポートのために参加してくれました。
また、今回は授業参観も兼ねていたこともあって、平日だとなかなか参加できない保護者も「花まるタイム」の○付けをやってもらいました。お父さん、お母さんに○付けをしてもらう子どもたちは、はにかみながらも嬉しそうです。一方の保護者の皆さんも、普段の授業参観とはまた異なった、子どもたちの躍動した授業風景を見ることができたに違いありません!



「青空協室」
今回のプログラムは「シャッターチャンス!」です。
出題されたテーマの光景を、16年生で構成された縦割り班で、協力しながら、写真になったつもりで、体を使って表現するプログラムです。今回のお題は、「授業参観」「地域の踊り」「運動会」「給食時間」「入学式」など、「東川登小の一年」に関するテーマをそろえ、どの班もばらばらのお題を演じてもらいました。
このプログラムを実施する上でのポイントは2つ。
○テーマを知らない人にも「何を演じているか」がわかるように演じられるか
○人前で堂々と演じられるか

新学年になって2回目の青空協室でしたが、どの班も、56年生を中心に、チームワークよく、みんなでアイデアを出しあい、すばらしい表現を作り出していました。

例えば「授業参観」のテーマを演じた班では、保護者に連れられてきた幼児を6年生が体を張って演じており、そのテーマの象徴的なシーンを入れる試みもありました。
                    ©豊永和明

また、「入学式(※写真参照)」のテーマを演じた班では、悩んでいたところ、たまたま1年生がかぶっていた黄色い帽子を見て、「入学式では、黄色い帽子の贈呈をやるから、これを使うと、分かりやすいんじゃない?」とひらめいた。それがわかりやすい表現につながっていました。「もっとこうしたらわかりやすい」「これが入ると面白い!」と、一歩踏み込んだ表現を入れてみようとする姿勢から、子どもたちの成長を感じられました。




「なぞペー授業」
昨年度後期から、武内小、東川登小で月に一度実施している「なぞペー授業」。
「なぞペー授業」は、一言で表すと、思考力を育むことを目指した授業です。

※花まる学習会の提唱している思考力:
空間認識力・・・頭の中で自在に立体を動かせる力 
図形センス・・・見えないものが見える力
試行錯誤力・・・手を動かしてあれこれ試す力   
発見力・・・「!」と思いつくことができる力
論理性・・・筋の通った論理的な思考ができる力  
要約力・・・何が書いてあるかを捉える力
精読力・・・一字一句じっくり読める力      
意志力・・・自分で解くことにこだわる力

この授業は、朝の花まるタイム同様、花まる学習会のオリジナル教材やメソッドをふんだんに使用しています。
今回実施した教材は主に3つ。
「たこマン」…マンガの1コマ目を見て、2コマ目にどのようなオチが起こるかを考える、想像力を育む教材
「なぞぺー」…花まる学習会オリジナル教材。思考力を育むために、空間認識、論理性など、様々な分野に関する問題を解いていきます。授業では、まずオリジナルの導入動画を見た後に問題を解いていきます。前のめりになって考えること、人との競争ではなく、自分なりに考えて、自分の「できた!」経験を繰り返し大切にさせる時間でもあります。
「アルゴ」…様々な条件をもとに、相手の持っているカードを論理的に考えて、当てていくカードゲーム

思考力は、現在の教育関係者の中でもキーワードとして上がるほど、注目度が上がっています。それもあって、見学者の関心も高く、「なぞペー授業」には多くの方が参加していただき、興味を持っていただきました。今年度より「官民一体型学校」としてスタートを切った朝日小、橘小、若木小でも、年度の後半から「なぞペー授業」をおこなっていきます。

ICTを利活用した授業」
6年生の算数授業を公開。扱う単元は「円の面積の求め方」の応用です。武雄市ではタブレットを使った「スマイル学習」(反転学習)を推進しています。タブレットを持ち帰り、動画をみて予習、面積の求め方を考えてきます。授業では予め考えてきたことを話し合い、問題解決へと向かいます。
ICTを利活用した授業」の関心は高く、多くの方が熱心に授業を見学しました。
動画の作成は先生が発案して、ICT推進員と共同で作っていく作業です。時間も要し、ご苦労も多い。その分、子どもたちにとって、円の面積(応用)の求め方がより定着していくような授業になっていました。




---------------------------------------------------------------------------------
授業後には、見学者に集まってもらい、東川登小で行っている特色ある教育活動の紹介と、今回の公開授業に関する質疑応答が行われました。土曜日公開ということもあって、県外の教育関係者、今後「官民一体型学校」の実施を進めていく予定の地域関係者、教員など、多くの方が最後まで参加していました。   
特に、現在「武雄花まる学園」となっている5校(武内小、東川登小、朝日小、若木小、橘小)以外の、市内の小学校・地域も、開校を控えているだけあって、「自分たちもやる」という前提に立って真剣に説明を聞き、鋭い質問もあがりました。
冒頭でも述べましたが、公開授業は、「武雄花まる学園」を理解していただく、とてもいい機会です。今回も多くの方に、「武雄花まる学園」について、知ってもらいました。「見てよかった」と、好評の声をもらえたとともに、質疑応答を通して話ができ、理解を得られたことが、私たちにとって、大きな励みとなっています。

支援員の皆様、学校職員の皆様、そして、子どもたち、公開授業を開催していただきありがとうございます。

2016年6月17日金曜日

第11話 「採点ではない『花まる』」(花まる:前原)

「この『サボテン』、全部合っていないんですが・・・、これも花まるをつけていいのですか?」
「一問も解ききることのできていない『サボテン』にも花まるをつけていいのですか?」

地域の方、保護者、企業の方が、週4回、小学校で朝の時間に行っている花まるタイムに、サポーターとして参加してくださいます。文章の書き写しを行う「あさがお」、計算教材の「サボテン」では、子どもたちが頑張ってやったページに対して、「今日も頑張ったね!」の印として、大きな花まるを、サポーターの方々につけてもらっていますが、上の2つの言葉は、そのサポーターの方々から、よく出てくる質問です。

サポーターの方々から出てくる質問に対しては、ケースバイケースではありますが、以下のように答えています。

◆計算の仕方を理解しているが、ミスが続いているorまだスピードがついてきていない・・・
3分間、計算に向き合ったことをまず認める、という意味で、是非とも花まるをしていただき、『次、また頑張ろう』と伝えて下さいね」

◆単元への理解度、計算に苦手意識がある場合・・・
「担任含め学校で、子どもそれぞれの現状については把握し、花まるタイムの計算の時間は、なかなか進められない子のそばにいって、指導しながら、一問一問一緒に進めようと寄り添っています。段階をつけて指導し、その子ができる範囲を徐々に広げていっていますので、前日よりも少しでも進んでいる様子がありましたら、『前より進んだね!その調子!』と声をかけたり、コメントをつけたりしていただくと、子どもも喜ぶと思います。また、つまずいて、ほとんど進んでいないときも、『自分のペースでいいから、少しずつ明日も頑張ろう』と、励ましのコメントをつけていただければと思います」


そもそも、地域のサポーターに付けをお願いするしている目的について。
先生、自分の両親以外の第三者から、自分の頑張りを「花まる」という形で認めてもらうこと。「昨日よりも、字が丁寧になっとるね!」と小さな頑張り・成長も、その場で言葉にしてもらえること。1人の先生が30人の様子を見ないといけない環境の教室において、1人でも多く地域の方がサポートに入ってくださり、子どもの成長・頑張る姿勢を見逃さずに言葉にしていただけることは、子どもたちにとって、次も頑張ろう!というモチベーションに確実につながっていると思います。

それは、5・6年生でも変わらないと思います。花まるタイムの話ではありませんが、ある学校では、自主学習ノートに地域の方が花丸をつけてくださる、ということを行っています。その中で、5年生のある女の子のノートが前日に比べ、パッと見ても分かるくらい、「分かりやすくまとめて、書かれていた」ということで、それを見た地域の方が、「前日よりも頑張って、分かりやすくなったね」とコメントをつけたそうです。それに対する女の子の反応を、そのお母さんに聴いてみたのですが、「コメントを書いてもらっていた!」と嬉しそうにして、その日の自主学習ノートへの取り組み方が、これまで以上だった、と教えてもらいました。


花まるタイムの「サボテン」「あさがお」でも同様に、頑張りを言葉で伝えることで、子どもたちの心に響いていきます。

ただ、子どもたちも十人十色、調子のいい日・悪い日、得意な単元の日・苦手な単元の日、と様々です。少しでも苦手だと思ったことに全く手をつけたがらない子、自分のやっていることから次になかなか切り替えられない子・・・。色々な子がいるから、どうやって対処すればいいのか分からない!ということで、冒頭のような質問があげられます。こうやって、質問があがってくることは、その人の中で「目の前の子のために、なんとかしてやりたい」という気持ちの表れだと思い、私も全力で話を聞き、答えていきます。

ただ、「全くやっていない、合っていない子」=「ダメな子」となるのでしょうか?この見方は、その子のこれからの成長を止めてしまうような気がします。大事なことは「なんで今手が動かないのか」について、しっかりと想いを馳せて、その子なりのステップを一緒に考えて、そのステップが踏めるような声かけをして・・・。つまり、現状の周りと比べるのではなく、その子自身の変化と次のステップに目を向けることだと思います。

今地域のサポーターの方々にお願いをしていることの一つは、激励すること。採点ではありません。その子自身の成長を見続ければ、激励をする側も「言葉にしやすく」なります。

始めは至らない点がたくさんあると思いますが、見方を変えれば、変化の要素が目に見えるほどたくさんあることとも言えます。繰り返しの中で変化の芽が伸びていく。見方を変えると、言葉かけも変わっていくかもしれません。

2016年6月1日水曜日

第10話 書写と「あさがお」 (花まる:前原)

花まるタイム(週4回、15分のモジュールタイム)では、「あさがお」という、文章の書き写し教材を毎回行っている。花まる学習会の教室で、1~3年生のみで実施している教材なのだが、武雄の花まるタイムでは、4~6年生も行っている。5,6年生に関しては、武雄でオリジナルの書き写し教材を作成しての実施だ。

 花まるタイムを実施していて、地域の方から「『あさがお』は、もっと一文字一文字をきれいに書かせる方がいいんじゃないの?」という声がよく上がる。
 そう言われる方々の気持ちはよく分かる。自分自身、小学生の頃は、「もっときれいに字を書きなさい!」「この一行、もっときれいに書けるから書き直し」と言われることが頻繁にあるような、典型的な「字の汚い男の子」の1人だった。一文字ずつきれいに書いていくことが大事なんだということをずっと言われ続けてきたこそ、分かる。

 もちろん、きれいに書くことを否定はしない。むしろ「人に見せる」ということを考えると、きれいな方が相手に読みやすくなるからいいことだと思っている。
 しかし、「あさがお」はきれいに書くことの訓練をするだけの教材ではないのだ。第一に、「テキパキと文章を書き写す筆遣いを身につける」ことを目的とした教材である。

それの何が大事なのか。「メモ書き」をイメージしてもらえると、分かりやすいのではないかと思う。会話や講演を聴いている中で、大事な話をしていると思ったときは、その内容をメモ書きする。もし、一文字一文字をきれいに書くことが染みついてしまっていると、書き上がるまえに、次に話が進んでしまい、大事なことが聞き取れなくなってしまう。そうではなく、話を聞きながら、「あ、ここがポイントだ!」と頭を働かせながら、書き写す。書き写しながらも、「大事な話を聞く・要点を掴む」という思考は止めない。そちらの方が、確実に内容が頭に入り、学びが進む。

思考の妨げにならないレベルのスピードで書き写すこと。これが身につけば、例えば中学校での板書の取り方も変わってくると思う。一文字一文字を書き写すのではなく、頭に内容を入れながら、書き写すことが当たり前にできるはず。そうなると、確実に中身の理解も進むと思う。

もちろん、「あさがお」でやっていることの訓練で身につく力が、将来的にどこにつながっていくのか、数値的な検証をしていく必要があり、そこが課題の一つであることは確か。ただ、1年間、「あさがお」の意図を理解して、やりきった学校の先生方は、確実に「書き写すスピードが全体的にあがったこと」「板書の写し方が変わり、授業自体のテンポアップも図れるようになった」など、スキルとして「書き写す」力がついてきていることをおっしゃってくれる。

花まるタイムにて、「あさがお」開始前に4つのことの確認をルーティンとしてお願いしている。
◯「鉛筆の持ち方」
◯「書くときの姿勢」
◯「テキパキと、固まりで覚えて書いていくこと」
◯「他の人にも読める字で書いていくこと」
⇒ただ、まずはテキパキと書けることを目標とし、それに慣れた上で、他の人にも読める字を意識して書いていくことを目指す。


上の4つの確認は、ある意味一つの儀式。しかし、まだまだ体に染みつかないうちは、子どものスイッチを入れるねらいとしても、この確認が非常に大事なる。机間巡視をしながら、このポイントを意識して頑張っている子がいたら、すかさず認める。すると、クラス全体の雰囲気も変わる。自分もそこを意識して頑張ろう!と。このくり返しが確実に子どもたちの力になっていく。