2017年12月8日金曜日

12月7日 青空協室@東川登小学校

 東川登小学校で、今年4回目の青空協室がおこなわれました。

【青空協室とは…?】
教科の枠に捉われずに、集団での課題解決型学習に重点を置いた様々なプログラムを行います。「こうしたらどうだろう?」と試し、上手くいかなければもう一度考えて試すというサイクルを、体を動かしながらゲーム感覚で実践します。異学年混合の班で活動するのも特徴です。

今回行ったプログラムは、
①ジェスチャー合戦
②スーパー言葉ハンティング
の2つです。

 実はどちらも、以前行ったことがあるプログラムの発展版。 
毎回新しいことに挑戦するのも楽しいのですが、やったことがあるプログラムの難易度をあげることで、子ども達の工夫の仕方や視点が深まっていきます。

 ジェスチャー合戦では、お題として出された「やさしい」「かたい」などの形容詞が当てはまる状況を自分達で考えて、お題の言葉を言わずに演じて見せます。
 「どんな時にこの言葉を使うか?」と考えることで、1つの言葉がもつ意味の多様性に気がつくことができます。
 お題が『高い』だった班では、「何か高いの?」と話し合われていました。「声」が高い、「背」が高い、「高い」ところに物がある…。最終的にこの班は演じやすさを考えて、「値段」が高い、にしていました。


 ここでクイズです。
この班のお題は何でしょうか?
答えはこの記事の一番最後に書いてあります。



 スーパー言葉ハンティングは、学校の掲示物からひらがなを探して、言葉を作るプログラムです。
 
 例えば「3文字のくだもの」というお題に「りんご」と回答したい時は、『り』『ん』『ご』の3文字を掲示物から探さないとクリアになりません。ただし、一度写真に撮ったところのひらがなは、2回使うことはできません。次のお題でまた『り』を使いたければ、別の『り』を探す必要があります。
 学校の中にひらがなはたくさん隠れています。お目当ての一文字を見つけるために、「し!し!し!」と言いながら探し回る子が学校中をうろうろしていました。低学年でも自分でできることを考えて、積極的に参加していました。

 写真のお題は「4文字の文房具」で、子ども達が考えた答えは「こんぱす」でした!


【ジェスチャー合戦答え】
正解は『かゆい』。
花火を見ていた女の子2人に蚊が近づいてきます。
パチン!と数匹やっつけますが後ろから刺されてしまい、かゆそうに腕をかいていますね。

2017年12月5日火曜日

12月3日 朝日町サムライ合戦~冬の陣~

 12月3日に武雄市朝日町でサムライ合戦が行われました。
朝日町でのサムライ合戦は今回で2回目。
前回の5月に参加した『サムライ』達のリピーターも多く、180名の参加がありました。




 命の代わりになる紙風船を足につけ、サムライの魂である刀(スポンジ製)を片手に持てば、気持ちはサムライ!合戦では4つの軍に分かれて戦い、自軍の大将の紙風船が割られたり、落とされたりしたら、負けになります。


 自分が楽しむだけでなく、仲間のために戦うサムライが多く生まれた合戦になりました。

 大将を守るため、攻めこんできた敵軍の大人を相手に、必死に刀を振るサムライ。
 一気に押し寄せてくる敵軍をかく乱するため、『おとり』として走り出すサムライ。
 自分の紙風船が割られた後も、場外から声を張り上げて応援するサムライ。

 それぞれが自分にできることを考え、仲間と心ひとつに戦う2時間になりました。


 最終合戦の「天下統一戦」では、4軍中3軍が生き残ったまま終了。
 勝敗を決めるため3人の大将による三つ巴戦が行われ、最後は赤軍と黄色軍の大将による一騎打ちになりました。どちらも仲間たちからの声援を背に、苦しげな表情を見せながらも攻撃の手を緩めることはしませんでした。そして、一瞬の隙をついた赤軍大将の刀が相手の紙風船をとらえ、赤軍に軍配が上がりました。


 優勝が決まった瞬間、大きなガッツポーズをした赤軍大将。
 …その後、こっそりと嬉し涙をぬぐっていました。
 わぁーっと駆け寄ってくる仲間達に気がつくと、きりっと表情を切り替え「よっしゃー!」と力強い大将の姿を見せていました。


 全員が真剣に戦うことで得た喜び、悔しさ、そして清々しさ。

『本気だからこそ楽しい』
そんな経験が子ども達の成長の糧になると信じています。

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