2018年1月31日水曜日

1月31日(水)山内東小にて 花まるタイム研修2回目

本日は、4月から「官民一体型学校」としてスタートする山内東小学校で花まるタイムの研修を行いました。


1回目の研修で花まるタイムの哲学、中身について、花まるスタッフより、レクチャーしました。

1月中旬から下旬にかけ、山内東小では、花まるスタッフが先生役となって、各学年・各クラスを順に周り、花まるタイムの体験を行っていました。

レクチャーと体験を経て、先生方は花まるタイムの流れ、雰囲気をしっかりとつかんでいただいたうえで、今回は「花まるタイムを進める」立場として、研修を受けてもらいました。



 花まるタイムでブラしてはいけないポイント、花まるタイムの目的の再確認を行った後、2名の先生に、実際進める役をやってもらいました。


なんと、校長先生も実演!
校長先生のはつらつとした声、頑張りを認めてくれる声掛けに、子ども役の先生方も自然とついていくような、楽しい雰囲気の中、研修を行うことができました。

今後、山内東小では各クラス、先生方が少しずつ花まるタイムの実践していきます。
来春からの本格スタートに向けて、着実に準備が進んでいるところです。

2018年1月30日火曜日

1月27日(土)花まるサムライ合戦 ~武内小 新春の陣~

提携している武雄市の小学校の一つ、「武雄市立武内小学校」にて、127日(土)に公開授業が行われた。

そこで公開した青空協室の活動で、今回は花まる学習会のサマースクール等でも大人気企画の一つである「花まるサムライ合戦」を実施。

武内小の子どもたちがこのサムライ合戦を行うのは2回目。

1回目を行ったのは11月。合戦後日、子どもたちにアンケートを採ったのだが、9割以上の子たちが「絶対にまたやりたい!」と回答していた。
また、数値的な結果のみならず、子どもたちの声からも、充実した活動であったことが伝わってきた第1回目であった。

(子どもたちの声)
2年生男子】
1回戦はまけたけど、2回戦は1234年生がはしっこに行って、56年生は真ん中から行って、てきがはしっこにきて、真ん中のてきがいなくなったから、はやくたおせました。
5年生女子】
とっても楽しかったです。理由は、紙風船を割れたし、下級生も楽しそうにやっていたからです。それに、これをやると、チーム力がもっと深めるからです。またやるなら、違うチームでやってみたいです。


子どもたちが楽しみにしていた中で行った2回目。
限られた時間での実施ではあったが、1回目から成長した姿をたくさん見せてくれた。
 

【変化ポイントその①】
~攻撃技術の向上から見えた「考える姿勢」~

例えば、一人ひとりの攻める姿勢。前回に比べ、むやみやたらに刀を振り回す子はほとんどおらず、相手のスキを見て攻めていた。時には、正面に向き合うのではなく、死角からスーッと入って「パン!」と一撃で仕留める子もいるくらい。
突っ込んでいくのではなく、「どうやったら勝てるのか」をしっかりと考え、実行する姿勢。この姿勢がそれぞれの中で高まっていることがしっかりと見てとれた。

【変化ポイントその②】
~主体的な攻め、守りから見えた、子どもたちの「よし、やってやろう!」という意志~

普段の青空協室同様、16年生の男女が混ざって戦いを繰り広げたサムライ合戦。

1年生だから、6年生だからというような、特別ルールは基本設けずに実施。
もちろん、1年生と上級生では体格差はある。ただ子どもたちは、そんなもの気にせず、どんどん攻めていく。
1、2年生の男の子も女の子も、攻撃隊に入ってどんどん攻め、上級生の風船をどんどん割っていく。その光景は圧巻であった。

56年生の女の子たちも負けずすごい。守備隊として引きつつ、スキを見つけると、一気に敵陣に駆け上がり、相手の大将をめがけて戦っている。

守備隊にいる子たちも、「怖くて前に行きません…」というわけではなく、相手が攻めてきたら率先して相手と戦おうとする。一時、「状態が良くないなぁ」と思えば、一度引いて、立て直し、そしてまた攻めに転じる。

自分の役目を意識し、そしてそれを全うしようと戦いに行く姿勢。彼らの姿を見ていると、「よし、やってやる!」と自らを奮い立たせて進んで行く「意志の力」が着実に育ってきていることがはっきりと見えた。

 
怖いから無理、相手の方が大きいから無理…、と諦めることはしない。
悲観的にならず、「じゃあ、どうしたら勝てるんだろう」と、自分にとっても、仲間にとっても嬉しい未来に向かって、頭を動かし、やってみる。うまくいかなくても、そこであきらめず、いったんは引きながら、またやってみる。

サムライで見せた彼らの姿は、社会に出たときに間違いなく必要となる思考の土台。
○みんなにとって最高の未来に向かって突き進んでいく意志。
○そのためにどうしたらいいのか考え、行動してみる姿勢。
 
「こうすれば絶対に上手くいく」という保証はない。大事なことは、そんな状況でも「やってみる」意志、姿勢を貫き続けられるかどうか。貫きつづけたからこそ、少しずつ道が見えてくる。それがあるから次につながるのだ。
 

11月にサムライをやってから時間は経っていない。間がなかったことも、子どもたちの姿に大きな影響を与えていたことの一因だろう。それでも、このサムライ合戦で、子どもたちがまた一つ大きくなったことは間違いないだろう。

2018年1月24日水曜日

1月24日 青空協室@橘小学校 ~学校の外でやってみよう!~

 橘小学校での今年度最後の青空協室を行いました。今まで青空協室は校内で行っていたのですが、2017年度の集大成として、初めて校外での活動に挑戦しました!


【青空協室とは…?】
 教科の枠に捉われずに、集団での課題解決型学習に重点を置いた様々なプログラムを行います。異学年混合の班で活動するのも特徴で、学年関係なく意見を言い合い、協力しながら自分達でどのように課題にアプローチするか決めていきます。同時にプログラムを通して自分達の学校・地域を色々な視点で見て、郷土愛を育むことも目的にしています。

 今回は学校から徒歩10分程の場所にある小野原(おのばる)地区という場所で活動しました。プログラム名は『ピクチャーリーディング』。白黒で印刷された写真をもとに、それがどこなのかを探します。
 例えば、ある班にはこんな問題用紙が配られました。

 C④は防火水槽の写真です。正解の場所に行くと封筒が置いてあり、クイズに答えてこの問題はクリアになります。ちなみにここのクイズは「ここの水は火事のとき、火を消すためにつかいます。火を消すためにもう一つ必要なものが、青空教室の活動範囲内にあります。それはなんでしょうか?」でした。
 少し歩くと…消化用ホースを発見!


 実は今回の活動では、保護者の方や地域の方にも参加していただきました。子ども達だけで解くのが難しい時は、大人の人に聞いてもOKというルールです。プログラムを通して、地域の方とコミュニケーションをとりながら、色々なことについて学ぶことができました。小野原地区外から参加された方は、子ども達との会話から「こんな場所にこんなものがあったんだ!」と新たな発見をされているようでした。




 
 全問クリアした班はスペシャルクイズに挑戦!
 これは小野原公民館に置かれているものです。何に使うでしょうか?

 答えは大豆などをすりつぶす、石臼です。学校の授業で使ったことがある高学年の子ども達は得意気に、低学年の子に教えてあげていました。





 最後は小野原地区を守る、学道の神「天神様」に挨拶をして終了です。
 2018年度の青空協室は、より一層地域との関わりを大切にした活動を予定しています。